イバラの吐息(the thorny sigh)



途切れたレール 
つなぎ合わせたいのに 
幾重にも絡みつく 
イバラ解けない

弱い自分と弱い君 
足したら完全になれる? 

路上に横たわる猫と
そんな自分を重ねて

そんな未完成な僕は
今も何もできず見失って

ゆるやかに流れる風は 
はるか遠く消えてゆく 
届かない傷は凍えて 
綺麗な花となって


剥き出しの感情 
流れる吐息 
溺れるふりをして 
嘘が絡みつく
ふるえるほどに 
何を求め 
何を見つめて さまよう

弱い自分と弱い君 
足したら完全になれる?

瞳の奥に潜んでる
そんな後悔抱きしめて

そんな未完成な僕は今も
救えなくて
生きてしまう

ゆるやかに流れる風は 
はるか遠く消えてゆく 
届かない傷は凍えて
綺麗な花となって

凍える吐息は花を 
咲かせているのに今も 
心に残した足跡を消し去りたいよ


人は愛さず 
人を愛せず 
心失くして 螺旋のように

孤独にふるえ 
孤独におびえ 
心殺して 生きてく?



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